携帯電話のマナーなど討議/全県高校生徒代表者会議
県内60校、140人が参加
【那覇支社】県立高校の生徒代表が集って意見を交わす「第18回全県高校生徒代表者会議・高校生ちゅらマナーアップフォーラム~高校生として考えること~」(主催・県教育委員会)が14日、沖縄市の県立総合教育センターで開かれた。
宮古4高校など県内60校の生徒会長ら約140人が出席し、男女5~7人の計22班に分かれ、未成年飲酒・喫煙や授業態度、身なりなどのマナーについて、自校での取り組み状況を報告したり、解決策や改善策を討議した。
宮古から参加した4人は配属された各班において、宮高の川平大貴君(2年)が「学力・通学・不登校」、伊良部高の友利ひらりさん(同)と宮工の花城凌君(同)は「行事・部活(積極性・協調性)」、宮総実の砂川優香さん(同)は「携帯(使用・マナー)」をそれぞれ議題にして、積極的に意見を交わした。
砂川さんは「私の学校では携帯電話は登下校まで完全オフになっているが、それを守る生徒があまりいないので、自分の班に提起した。班での最終的な結論は、この問題の改善策は見つけにくいので、先生たちの見回りの強化や生徒ひとり一人が自覚して、意識を変えていくことに意見がまとまった」と話していた。
会議では2011年に同会議で作成され、高校生活や携帯電話のマナーなどが掲載された「高校生ちゅらマナーハンドブック」の活用法やネットの功罪などについても議論を交わした。討議に続き各班がそれぞれの議論内容を発表し、全体で共有した。最後は各班でまとめた改善策を自校に持ち帰り、実践することなどを確認した。
同会議は、県立高校で生徒会活動をする生徒たちが一堂に会し、「規範意識」などへの率直な意見の交換を通して、「自分の意見を持つ」・「自分の意見を伝える」・「自分以外の意見を理解する」ーことの大切さを考え、高校生として「自主的・主体的」に行動することを目的に毎年開催される。