議員定数でアンケート/市議会改革特別委
全議員対象に実施へ/現状維持か増減か問う
市議会の議会改革調査特別委員会(下地明委員長)は12日の委員会で、議員定数を現状維持か、増加させるべきか、削減すべきかを調査するアンケートを全議員に求めていく方針を決めた。アンケートの実施日や内容、記名か無記名かなどは次回委員会で諮り決定する予定。
議員全員へのアンケートの実施については、濱元雅浩氏が「議員の適正規模については、会派の中でもそれぞれの議員で1人や2人の誤差がある」と述べ、議員一人一人の意見を集約して議論を進めることを提案。他の委員からも「公表すれば市民に対してもある程度の説明にはなる」と賛同の意見があった。
アンケートについては、これより先に新里聡氏が、「市民の意見はどこにあるのかを集約する方法として、市民アンケートを実施してはどうか」と提案した。
新里氏はその理由として「私の周囲には議員は減らせという人が多い。しかし、ある議員の周囲には増やすべきだという声があるという。意見はいろいろあるだろう」と指摘。市民の意識を調査し、議論に反映させることが望ましいとしたが、複数の委員から「議員の方が先」として見送られた。
議員定数をめぐっては、市町村合併前は5市町村で計84人の議員がいたが、合併後は定数28に改められた。さらには合併後2度目の選挙からは定数26になり、現在に至っている。