きょうから全宮古書道展/書心会、本社主催
800点一堂に 日中書家の作品も
第35回全宮古書道展(主催・書心会、宮古毎日新聞社)が19日、市中央公民館で開幕する。児童・生徒の部大賞(正美賞)の佐久田樹里さん(久松中3年)、高校・一般の部大賞(墨芸文化賞)の狩俣実花さん(宮古総合実業高校3年)らの入賞作品など約800点を一堂に展示する。また、「中国・清朝後期から近代日本の書へ」をテーマにした特別記念展では、清時代後期から明治後期ごろまでに活躍した日本と中国の書家の作品22点を展示する。21日まで。入場無料。
この書道展は、書作品の発表の機会を催して心技の向上を図り、宮古地区の書道教育の振興発展に寄与することを目的に毎年開催している。
会場には▽児童・生徒の部(幼稚園~中学3年)▽高校・一般の部▽特別支援の部▽高齢者の部-入賞作品などを展示する。
同時に開催する特別展は、近代日本の書を考える上で重要な「明治時代」に焦点をあて、中国から影響を受けながらも独自の書流を築いていった流れについて、その時代を代表する中国と日本の書家の肉筆作品を「日本習字教育財団」の協力を得て開催する。
展示されるのは、書道博物館観峰館所蔵の作品で、中国人9人(16点)、日本人6人(6点)。
開催時間は19、20日が午前10時~午後6時。21日は午前10時~午後5時まで。