子牛、過去最高76万円/8月期肉用牛競り
販売額は3億円超え
JAおきなわ宮古家畜市場の2016年8月期肉用牛競りが19日開かれ、子牛1頭平均価格は過去最高となる76万3129円の高値が付いた。平均キロ単価も2877円と高い。成牛を含む販売額は3億1600円の大商いとなり、競り市場は終日活気付いた。
今月競りには、前月比22頭増の子牛394頭(去勢226頭、雌168頭)が上場され、393頭が競り落とされた。平均体重は265㌔(去勢274㌔、雌253㌔)だった。
76万円台となった1頭平均価格は前月比3万7868円高となり、今年4月期に記録した過去最高額を6184円上回った。
性別に見ると、去勢が79万8600円と80万円台に迫る勢いだった。前月より2万2292円高い。雌も71万5622円(同比6万3429円高)と70万円を超える取引だった。
平均キロ単価は去勢が2913円と前月比121円高、雌は2824円で同比271円高となり、いずれも高い値が付いた。
1頭最高価格は96万8760円(去勢)だった。
この結果、子牛だけで2億9900万円を販売する大商いとなった。
成牛を含む上場頭数は436頭で、435頭の取引が成立した。1頭平均価格は72万7823円と70万円の大台に乗った。平均キロ単価は2554円。
性別の平均価格は、去勢79万8600円、雌65万1991円だった。平均キロ単価は去勢2913円、雌2199円だった。
肉用牛競りは、初競りから高値取引が続く。全国的な素牛(子牛)不足で引き合いが強く、各地の競り価格は高止まりしている。