アンケ結果の章追加見送る/第2次総合計画策定委
第2次宮古島市総合計画の第2回策定委員会(策定委員長・長濱政治副市長)が24日、市役所平良庁舎で開かれた。総合計画基本計画の前段で示される「はじめに」の部分と基本構想に、第1次計画にはなかった市民アンケートや中学・高校生ニーズ調査の結果を取りまとめた章を新たに追加する方針を示したが、「総合計画に細かな内容を盛り込むべきでない」との意見から追加は見送られることとなった。
委員会で事務局は、市民対象に住みやすさやまちづくり、産業振興、教育文化、健康・福祉などについてのアンケートを、中学・高校生を対象に「10年後の宮古島市の将来イメージと私ができること」をテーマに調査を実施したことを報告。その結果を基に、基本計画の冒頭部分となる「はじめに」に「市民のまちづくりに関する意向」、基本構想に「10年後までに実現したい宮古島市の姿」という第1次計画にはなかった章を追加する方針を示した。
それに対し委員からは「総合計画基本構想にあまり細かいものを入れるべきでない」や「アンケートは基礎資料とすべきものでありダイレクトに総合計画に盛り込むのはどうか」、「市のあり方は行政がリードするものでアンケートへの回答頻度が高いかどうかではない」など否定的な意見が噴出した。協議の結果、アンケートや調査の結果は基本構想とは別に資料として取りまとめることを決めた。