宮古地区1億8700万円の黒字/2015年度
JAおきなわ 5支店事業報告会
JAおきなわは27日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで平良・城辺・上野・下地・伊良部5支店合同事業報告会を開いた。2015年度事業決算では、約24億円の黒字、このうち宮古地区が1億8700万円の黒字を計上した。併せて組合員を招待し、感謝の集いを開催した。組合員らは、舞台の琉舞など余興を満喫し、JAおきなわのさらなる発展を祈念した。
冒頭、JAおきなわ経営管理委員の與那覇盛徳さんは「本年度はJAグループ、そして日本農業にとって大変重要な年となる。昨年8月に成立した農協法改正が4月1日に施行され、同法に基づき自己改革の実施状況や准組合員の組合事業の事業実態にかかる5年間の調査期間が始まった」と述べた。
その上で「第六次中期経営計画を策定し、農協法改正の大きな目的である『農業者の所得増大』に向けて、組合員とともに取り組んでいく」と強い決意を示した。
同常務理事の福里秀彦さんは「生産農家の高齢化や、農業者の減少については、今年4月に設置した『担い手サポートセンター』を中心に地域農業をリードする中核的担い手、地域・農村を支える多様な担い手、新たな担い手のそれぞれのニーズに応じた支援・対応に取り組んでいく」と強調した。
下地敏彦市長は「新たに農業に挑戦する青年や、将来の担い手の農家への育成・助成、そして農地集積を行うとともに基盤整備を進めていく」と農業振興に意欲を見せた。
感謝の集いでは、宮古高校ダンス部が個性あふれる躍動感ある創作ダンスを披露。組合員らは、感動した様子で大きな拍手を送っていた。
歌手宮京子さん歌謡ショー、創作の琉舞・日舞などが繰り広げられ組合員らは楽しいひとときを過ごした。
最後は、お楽しみ抽選会が開かれた。草刈り機、自転車など、豪華賞品が当たるたびに会場に大きな歓声が響いていた。