議員定数 4減の「22」が最多/議会改革特別委
現状維持も6人/全議員のアンケ結果公表
市議会の議会改革調査特別委員会(下地明委員長)は15日、議員定数についてのアンケート結果を公表した。25人の全議員が回答し「議員定数は何人が妥当か」については、現在の定数26から4減の「22」と答えたのが9人と最も多かった。6減の「20が妥当」としたのは2人で、現状維持は6人。平均は23・4人で「増やすべき」とした議員はいなかった。議員定数は11月30日までに結論を出し、来秋予定の選挙から適用する方針。
アンケートは記名入りで、項目は「議員定数は何人が妥当か」「その理由」の2項目。アンケート用紙を配布し、9日までに議会事務局に提出する方法で行った。
同委員会では、アンケート結果を基に議員定数を現状維持にするか、削減すべきかの具体的な協議に入る。
アンケートでは、議員定数についての理由も示され、削減の理由については「人口や面積、財政規模など全国の類似自治体と比較した」が最も多く、「議員の資質の向上や緊張感など良い刺激を与える」との観点や「市民を納得させることが必要」との理由もあった。
「現状維持」を主張した議員からは「市民の意見や要請をより正確に受け止め、議会に反映させるため」「市町村合併後の地域特有の課題解消のため」などを理由に挙げた。
一方で、「削減すべき」としたものの「急激に削減せず、段階的に削減」と、社会情勢を総合的に勘案しながら削減することを提案する議員や、「議員定数を減らすと平良地区に議員が集中する」など地域バランスを懸念する声もあった。
議員定数をめぐっては、市町村合併前は5市町村で計84人の議員がいたが、合併後は定数28に改められた。さらには合併後2度目の選挙からは定数26になり、現在に至っている。