隊庁舎総面積1万9760平方㍍規模/陸自宮古島駐屯地
沖縄防衛局 建築設計など公告
沖縄防衛局は23日、陸上自衛隊宮古島駐屯地の新設に向けた隊庁舎の建築設計と、建設予定地調査業務の一般競争や公募型プロポーザルを公告した。来年度以降の着工に向けて設計業者の選定作業に着手した。
沖縄防衛局の公告資料によると、整備施設は隊庁舎が全4棟で延床面積は計1万9760平方㍍を計画。各棟内訳は、いずれも鉄筋コンクリート構造(RC造)2階建てで、A棟及びB棟の延床面積は4450平方㍍。C棟は4360平方㍍、D棟は6500平方㍍規模となっている。
隊庁舎のほかに、RC造平屋一部2階建ての食厨・福利厚生施設(延床面積3930平方㍍)や、平屋と2階建ての車両整備場(同1680平方㍍)、平屋の倉庫棟(同2320平方㍍)、医務室(同490平方㍍)なども計画されている。建築設計の期間は来年8月31日まで。
土木設計では▽用地造成22㌶▽建物約30棟分の建物付帯土木設計▽道路実施設計4㌔㍍▽幹線給水管実施設計3㌔㍍▽配水施設実施設計-などの実施設計などが予定されている。
また、建設予定地の調査関係では、物件補償が敷地22㌶のゴルフ場を対象に、工作物工事費の調査算定や建物などの調査を実施。用地測量の業務は、約22・3㌶の関係図面等の作成を行う内容。
各業務の開札は、土質調査と物件調査、用地測量業務など4件が11月11日、測量調査が11月24日、建築設計や設備設計、土木設計など6件が12月8日にそれぞれ予定されており、同局では審査手続きなどを経て業者を決定する方針。
同駐屯地は、宮古島市内のゴルフ場「千代田カントリークラブ」の敷地に建設計画されており、来年度概算要求では宮古島の陸自配備に係る施設整備費用などとして351億円が計上されている。