結核ゼロをアピール
予防週間で街頭キャンペーン
24日から30日までの「結核予防週間」に合わせ、宮古保健所(上原真理子所長)は26日、市内の大型スーパー前で街頭キャンペーンを実施した。上原所長をはじめ宮古地区婦人連合会(結核予防婦人会宮古支部)の島尻清子会長、市健康増進課、県健康づくり財団宮古支所の関係者ら10人余が参加。結核ゼロを目指し、買い物客らにチラシや野菜の種子が入った袋を無料配布し予防啓発した。
同週間事業の一環。地域住民に対して結核の正しい知識や予防の普及啓発を図るのが目的で行った。
セレモニーで、上原所長は「結核は過去の病気と思っている方が多い。今でも日本では、年間2万人近くの新たな患者が発生し、約2000人が亡くなっている。結核は今もある『現代の病気』」と指摘した。
また「自分自身の周りの方で『2週間以上続くせき、微熱、体のだるさ、体重の減少』の症状などがあれば、早めに医療機関を受診してください」と呼び掛けた。
次いで島尻会長があいさつし、同連合会と同支部の献身的な取り組みを紹介した。
参加者らは、「結核ゼロを目指しましょう」などと大書されたのぼりを掲げ、結核予防をアピールした。