空のダイヤ乱れる/台風17号
海の便は全便欠航
台風17号接近の影響で27日、宮古島を発着する海の便は全て欠航となったほか、空の便も一部が欠航となったり、多くの便で出発・到着時間が遅延になるなどダイヤが乱れ、多くの人の足に影響を及ぼした。
空の便では、日本トランスオーシャン航空(JTA)は那覇-宮古線で2往復4便が欠航となった。影響人数は予約ベースで476人。琉球エアーコミューター(RAC)は那覇-宮古線で1往復2便、宮古-石垣線と宮古-多良間線でいずれも2往復4便が欠航となり影響人数は合計で224人となった。全日空(ANA)は那覇-宮古線と宮古-石垣線のいずれも1往復2便が欠航し合計で約100人の足に影響を及ぼした。
本土からの直行便はいずれも出発、到着時間が大幅に遅延した。JTAの羽田発宮古行きは定刻午前6時55分発、同9時45分着のところ、約2時間遅延の午前8時58分発、同11時50分着となった。
ANAの羽田発宮古行きは午前7時50分発、同10時40分着予定の便が約3時間半遅れの午前11時22分発、午後2時14分着に、午前11時40分発、午後2時30分着予定の便は約40分遅れの午後0時17分発、同3時9分着に。関西発宮古行きは午前7時55分発、同時分着予定が約3時間半遅れの午前11時30分発、午後1時49分着となった。宮古発羽田行きは午後0時25分出発予定の便が約2時間、宮古発関西行きは午後1時25分発予定が約1時間半遅延した。
那覇-宮古線でもJTAで最大約2時間半、ANAで最大約2時間の遅延が発生するなど、多くの便でダイヤが乱れた。宮古空港には出発遅延やキャンセル待ちをする人たちが休憩できるように、1階ロビーの一角にござが用意された。
沖縄本島から仕事で来島していた与那嶺徹さん(38)は同日夕、石垣に渡る予定だったが欠航となったことから宮古滞在を1日延長し、きょう28日午前石垣行きの飛行機に振り替えた。「仕事の予定をいろいろと変更しなければならなくなったが、台風という自然の影響なので仕方がないと思う」と語った。
海の便は多良間海運の宮古-多良間航路、大神海運の宮古-大神航路の全便が欠航となった。
同日、予定されていた海外クルーズ船「ゴールデンプリンセス」の宮古島入港も台風の影響でキャンセルとなった。