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政治・行政
2017年3月29日(水)9:03

海業支援施設が起工/佐良浜

今秋完成、伊良部漁協が運営へ


下地市長(中央)と黒島氏(左)、与那嶺氏(右)がくわ入れを行った=28日、伊良部漁協地区海業支援施設の建設現場

下地市長(中央)と黒島氏(左)、与那嶺氏(右)がくわ入れを行った=28日、伊良部漁協地区海業支援施設の建設現場

 伊良部の水産業振興の拠点となる伊良部漁協地区海業支援施設建築工事の起工式(主催・同工事安全協力会)が28日、佐良浜漁港内の旧伊良部漁協施設跡の建設現場で行われた。下地敏彦市長をはじめ工事請負業者ら約50人が工期中の安全を祈願した。総事業費3億1959万円(国が3分の2負担、県と市が6分1ずつ負担)。



 旧伊良部漁協施設は 旧伊良部町時代の1979(昭和54)年、沖縄県水産業構造改善特別対策事業で鉄筋コンクリート建ての荷さばき施設として建設された。その後増設され、2階が事務所として利用された。


 ここ数年は、老朽化が進み危険な建物であったことから、市佐良浜スポーツセンターに引っ越し業務を行っている。


 新たに建設される同海業支援施設は鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積約999平方㍍。1階に魚介類販売の荷さばき施設、一次・二次加工室、海鮮料理専門の食堂、体験・魚食普及室、直売部を設置。2階に管理室の漁協事務所、総会や研修、民泊などが利用できる漁業体験施設を設ける。


 請負業者は建築工事が先嶋建設(黒島正夫社長)、電気工事が久貝電設土木(久貝久雄社長)、機械工事が大和電工(宮里敏彦社長)、監理はライフ設計(与那嶺耐社長)。工期は3月11日~11月25日。


 起工式では、宮古神社の奥間寛次神主の祝詞奏上に続き、下地市長、黒島氏、与那嶺氏がくわ入れを行い、工期中の無事故・無災害を祈った。


 下地市長は「従来からの漁業すなわち1次産業に加えて、2次産業の水産加工、3次産業の食品販売や漁業体験などを連携させることで6次産業化を図り、その相乗効果によって伊良部の漁業集落の発展に大きく寄与することを目指している」と述べた。


 同漁協の漢那一浩組合長は「海業支援施設は佐良浜の活性化の起爆剤になると思う。できれば12月に供用開始し、新正月に向け、魚介類の販売サービスに取り組みたい」と意欲を見せる。


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