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2017年4月24日(月)0:41

ブラウン 初出場で初V/第33回全日本トライアスロン宮古島大会

6位まで外国人が独占/女子は鷲津、3回目の頂点


女子で通算3回目の優勝を飾った鷲津奈緒美=23日、市陸上競技場

女子で通算3回目の優勝を飾った鷲津奈緒美=23日、市陸上競技場

初出場で初優勝のゴールテープを掲げるキャメロン・ブラウン=23日、市陸上競技場

初出場で初優勝のゴールテープを掲げるキャメロン・ブラウン=23日、市陸上競技場

 「海・風・太陽 熱き想い 君を待つ」をテーマにした第33回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)は23日、池間島、来間島、伊良部島を含む宮古全域をコースにして行われ、ニュージーランドから初参加したキャメロン・ブラウン(44)が、7時間49分10秒のタイムで優勝を飾った。外国人選手が上位を独占し、日本人は菅沼伸哉(34)の7位が最高。菅沼は県勢でも1位となった。女子は鷲津奈緒美(33)が9時間4分8秒で3回目の頂点に立った。地元勢では北海道から参加した古謝孝明(22)が総合34位、親泊昌彦(37)が47位と健闘した。約5500人のボランティアが大会を支え、市民たちは沿道で「ワイドー、ワイドー(頑張れ、頑張れ)」と声援を送った。表彰式は24日午後3時から、JTAドーム宮古島で行われる。

 今大会には、海外16カ国・地域からの121人を含む1661人がエントリー。スイム3㌔、バイク157㌔、ラン42・195㌔の総距離202・195㌔で競った。

 最終出場者数は1552人で、完走者は1263人。完走率は81・4%だった。

 スタート時点の午前7時の宮古島地方の天候は曇り、気温20・0度、湿度73%、北北東の風、風速は4㍍。海上は波がやや高く、日中の最高気温は23・9度と選手たちを苦しめた。

 競技実施検討委員会は「開催条件を満たしている」と判断。午前6時に大会長の下地敏彦市長が「予定通り競技を開始をする」と「開始宣言」を行った。

 レースは、スイムから外国人選手を中心に、3連覇を狙う戸原開人(28)ら日本人有力選手が後を追う展開となった。

 アイアンマン・ハワイチャンピオンシップ大会で上位入賞経験があるブラウンは、スイムを先頭グループでフィニッシュすると、バイクでトップに立ち、得意のランで独走態勢を築いた。

 ブラウンは一度も首位を譲ることなく、後続の追撃をかわしてゴールテープを切った。

 前回優勝し3連覇が懸かった戸原は、バイクとランで追い上げたが及ばず11位だった。

 宮古出身の古謝は、得意のスイムで4位と好位置に付けると、バイクとランで粘りの走りを見せ上位に食い込んだ。

 女子優勝は鷲津で3回目。過去3回の優勝経験を持つ酒井絵美(37)が、今大会を「引退レース」と位置付け。大会当日が誕生日とあって注目が集まったが、2位に終わった。

 スイムで1位だった一本松静香(23)は3位だった。

 今大会でも市民ボランティアが活躍。海上ではライフセーバーや水上バイクを配置、海中ではダイバーが選手たちを見守ったほか、沿道のコースでは交通整理員、走路員、医療救護員ら約5500人が選手を支えた。

 沿道では、市民らが、飲み物などを手渡し「ワイドー、ワイドー」の大声援で選手たちの力走を後押し。来間、池間、伊良部の大橋、青い海などの豊かな自然が、選手たちに一服の清涼剤となった。

 ゴールの市陸上競技場には「お帰りなさーい」「おめでとう」のコールが響く中、待ち構えていた家族や友人たちと一緒にゴールテープを切り、感動を分かち合う光景が広がった。


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