12/14
2025
Sun
旧暦:10月24日 先負 丙 
環境・エコ
2019年10月31日(木)8:57

仮設道路が完成/池間湿原

冬鳥に配慮、工期早める


完成した仮設道路(長さ230㍍)=池間湿原(写真提供・宮嶋建設)

完成した仮設道路(長さ230㍍)=池間湿原(写真提供・宮嶋建設)

 池間湿原で急ピッチで工事が進められていた仮設道路が30日までに完成した。請負業者の宮嶋建設が明らかにした。11月から冬鳥のカモ類などが飛来するため、野鳥に配慮し予定工期より1カ月早く完了した。

 この工事は、環境省沖縄奄美自然環境事務所(那覇市)が発注した国指定池間鳥獣保護区しゅんせつ工事の一環。仮設道路はL字状。当初計画では長さ160㍍を予定していたが、230㍍まで延長した。幅4㍍。

 仮設道路の出入口の背後にしゅんせつ土砂の仮置き場を整備。面積約4000平方㍍。来年度の事業からしゅんせつ工事が本格化する予定。開放水面を拡大し、渡り鳥の利用しやすい環境を確保する。

 国指定池間鳥獣保護区しゅんせつ工事は継続で6年計画され、今年度が初年度。今年度の工期は2019年6月18日~11月29日まで。工事費は約2000万円。 

 池間湿原の前身は海とつながる入り江だった。1964年7月14日、池間漁港の工事が起工。しゅんせつ工事による大量の土砂は入り江の中心部一帯に投入され大部分が陸地化された。埋め立てから取り残されたイーヌブー(西の入り江)は淡水化し、池間湿原と呼ばれるようになった。

 池間島の愛鳥家、松川浩さん(65)は「仮設道路で休むカモの仲間が見えたりする。安心して休んでいるようだ」と話す。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!