飲食店従業員に無料PCR/新型コロナ
県、宮古島市では100人想定
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「まん延防止等重点措置」の適用を受け、県は指定当日の4月12日から飲食店や飲食を伴う遊興施設の従業員を対象に、無料のPCR検査を実施している。同24日に追加指定された宮古島市では実施が遅れていたが、連休明けにも実施される見通しだ。県は宮古島市では50~100人の検査を想定している。
重点措置の対象地域は沖縄本島の那覇、浦添、宜野湾、沖縄、うるま、名護、糸満、南城、豊見城の9市が指定され、宮古島市のほか北谷、西原、与那原、南風原、八重瀬の5町が追加された。
検査は那覇市の「沖縄PCR検査センター」で1日当たり100人限定で受け付け、県は11日までに計3000人の検査を想定している。離島の宮古島市では実施が遅れていたが、宮古島社交飲食業組合の協力を得られたことで、連休明けにも実施するめどが立った。
100人分の検査キットが搬入されている。唾液を採取した検体を同組合が取りまとめ、検査センターに搬送する。県が搬送業者と日程を調整中で確定していない。検体は保冷が必要なため搬送日程が確定し次第、検査を行う。100人と限定していることについて県は「従業員全員ということではなく、宮古島市では50人から100人を想定している」と説明した。