市街地の鉄塔で羽休める

市内に立つ鉄塔で羽を休めるコウノトリ＝17日、平良下里

　17日、平良下里にある鉄塔の上で、コウノトリ３羽が羽を休めているのが確認された。宮古野鳥の会の仲地邦博会長によると、３羽は伊良部佐和田に長期滞在しているコウノトリ。最近は市内の各地で確認例が相次いでおり、すっかり人気者として定着している。

　コウノトリの３羽が同時に確認されたのは17日午後２時30分ごろ。平良第一小学校から市消防本部に向けて二つ目の交差点近くにある高い鉄塔の上にいた。

　３羽は、鉄塔でゆっくり羽づくろいをしたり、時折飛び立って市街地の上空を旋回したりしていた。羽を広げて飛んで回る姿は周囲に目立ち、ドライバーの中には車を止めてコウノトリを目で追う人もいた。

　野鳥の会の仲地会長によると、最近は伊良部島のほか下地の与那覇湾などでも時々見られるという。

　直近では城辺の県道沿いに現れたり、今回のように市街地のど真ん中に姿を見せるなどして多くの市民の目を楽しませている。