12/19
2025
Fri
旧暦:10月30日 先負 壬 
産業・経済
2021年9月11日(土)8:58

無農薬、有機栽培に成功/宮総実食と環境科1年生

育てたサツマイモを収穫


無農薬で栽培したサツマイモを収穫する生徒=10日、宮古総合実業高校第2農場

無農薬で栽培したサツマイモを収穫する生徒=10日、宮古総合実業高校第2農場

 宮古総合実業高校の食と環境科1年生は今年、無農薬栽培が困難とされているサツマイモの無農薬、有機栽培に挑戦し、見事成功させた。同校第2農場で10日、大きく育ったサツマイモの収穫を行った。

 今回の挑戦は、農薬を使用しないことで宮古島の地下水汚染を防ぐとともに、安心安全な食材を栽培することを目的に行われた。

 5月中旬に植え付けを実施。生物の力で害虫防除を行う生物防除を目指し、同校環境工学科の環境班が開発した有機質肥料「Bio-p」(バイオ・リン)を活用することで栽培に成功したという。

 収穫作業には食と環境科1年生のうち17人が参加。作物に傷を付けないよう注意しながらシャベルなどを使って土を掘り起こし、地中で育ったサツマイモを収穫した。

 宮國涼果さんは「宮古島は虫が多いので無農薬栽培は難しいかと思っていたが、予想以上に多く収穫することができた」と感想を語った。

 同科の前里和洋学科長は「初めての挑戦で、実験的に行ったがうまくいった。今回の成功を受け、今後は無農薬栽培の第2弾、第3弾をやっていきたい」との考えを示した。

 今回収穫されたサツマイモは同科の食品製造実習で取り組むようかん作りの原料として使用される。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!