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2010年5月28日(金)14:26

島の活性化に期待/島尻-大神間

新造船「スマヌかりゆす」就航/関係者集い盛大に祝う

宮古本島に向かう新造船「スマヌかりゆす」。奥は大神島

宮古本島に向かう新造船「スマヌかりゆす」。奥は大神島

 新造船「スマヌか りゆす」(全長15㍍、15㌧)の島尻-大神を結ぶ定期航路就航を祝う式典が27日、大神離島振興コミュニティーセンターで行われた。長濱政治副市長をは じめ、島の住民や沖縄総合事務局、県、造船会社、船主など関係者が多数出席した。式典後の祝賀会では友利行雄自治会長の乾杯の音頭に続き、大神婦人部など による多彩な余興が披露され、島を挙げて新造船就航を盛大に祝い、島の活性化に期待を寄せた。
 
 同航路は1977 年4月に開設されて以来、島民の足として暮らしを支えてきた。「スマヌかりゆす」は「かりゆす1号」「かりゆす」「ニューかりゆす」に次ぐ4代目として4 月6日に就航した。
 
 大神海運の伊佐清正代表社員は「この船はバリアフリー適合船で高齢者や身障者にも優しい。快適な船旅を満喫してもらえる。島 で生活する人たちは年々減ってきているが、今後は観光客の受け入れなど関係機関と協力して島の活性化に努力したい」と式辞を述べた。
 
 長濱副市長 は「高齢化や過疎化など多くの課題を抱える離島圏域にとって交通機関の整備は最重要課題。『スマヌかりゆす』は名のごとく大きな幸せを運んでくれると確信 している」と祝辞を述べた。
 
 大神島の住民は現在28人。狩俣英吉さん(84)は「年寄りは子どものお祝いとか、病院に通うのによく使うが乗り心 地がいい。前の船とは違う」と新造船就航を喜んだ。
 
 今は夫の船で行き来しているという下地トヨさん(77)は「年を取ると定期船に頼ることにな るので、ありがたい。島の宝さ」と話した。
「スマヌかりゆす」の最大速力は16・9ノット。最大搭載人数は乗員3人を含み63人。
 
 同 船は県離島海運振興社が所有し、大神海運に5年間リースする。その後は簿価(現行は船価の1割)で大神海運に売却する。リース代を含む赤字欠損分は「欠損 補助」として国、県、市が応分に負担する。

新造船の就航を盛大に祝った=27日、大神離島振興コミュニティーセンター

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