12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
教育・文化 社会・全般
2010年5月28日(金)14:30

小学校は地域に残して/教育懇談会 地域住民が統廃合へ懸念

地域住民が多数、集まり宮島小学校の存続を要望した懇願会=26日夜、パーントゥの里会館

地域住民が多数、集まり宮島小学校の存続を要望した懇願会=26日夜、パーントゥの里会館

 先月28 日に発足した市学校規模適正化検討委員会(委員長・川上哲也委員長)の委員と島尻地区(宮島小・狩俣中校区)との教育懇談会が26日夜、パーントゥの里会 館で開かれた。地域の教育行政に対する要望を聴くために開かれた会だったが、集まった住民からは「小学校は地域に残して」など、小学校統廃合への懸念を示 する意見が多数を占めた。
 
 会の初めに川上教育長は「地域の声を聴いて考える機会を作ろうとこの会を設けた。皆さ んの意見をたくさんもらい、検討委員会を一歩でも前進させたい」とあいさつした。
 
 住民からは「学校のために地域は団結している。もし統廃合で無 くなれば大変なことになる」や「中学校は統廃合してもいいが、小学校だけは残してほしい」など児童数の少ない宮島小学校が統廃合で無くなってしまうことを 懸念する声が多数挙がった。
 
 子どもを宮島小学校へ通わせるため5年前に横浜から移住してきた母親は「教科書だけでは学べないことがたくさんあ る。地域の人の思いと伝統と歴史、その中で子育てできることに感謝している。宮島小学校そのものが島の財産だと思う」との思いを語ると大きな拍手が起こっ た。
 
 地域での教育懇談会は今月19日に大神地区で第1回を開催。今後も1カ月に1回をめどに各地で開催を予定している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!