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社会・全般
2010年6月5日(土)16:35

現政権党までが党代表の首相を辞任の憂き目に

前政権党の末期は4年間で4名も首相を入れ替えて国の内外をあぜんとさせた。そして今国民の絶大な支持を受けて�年ぶりに政権交代を果たし華々しく登場したはずの現政権党までが党代表の首相を辞任の憂き目にあわせてしまった 
 
▼ 職責半ばどころかわずか8カ月余の不手際発言で沖縄県民の激しい怒りを浴び政権樹立に尽力した友党からも連立離脱や首相不信任まで突きつけられての自縄自縛(じじょうじばく)の辞任となった
 
▼涙をこらえ一語一語かみしめるようにして政権交代の意義を語った首相の退任を惜しむ声は周りには少なくない。「コンクリートから人」への公約が曲がりなりにも実現もしくは実現しつつあるからである
 
▼去る4月4000億円もの国費支援で日の目を見た「高校授業料無償化」今月支給開始の「子ども手当」さらには闇に閉ざされてきた対米「外交密約問題」高級官僚が天下った諸団体の不明瞭な資金運営に鋭く切りこんだ「事業仕分け」など
 
▼今まさに生活支援優先のあるいは国民目線に立った政策が着々と動き出している。とはいえ現政権も「普天間基地」対米交渉では腰がひけ自国民の権益も守り通せない政府であることを露呈した
 
▼前首相の「普天間県外移転」は米軍基地の国内たらい回し発想であり他府県が容認するはずはない。新政権は主権在民国家として「米国領内移転」を明確に要求すべきである。


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