02/04
2026
Wed
旧暦:12月16日 先負 戊 
社会・全般
2010年6月16日(水)17:02

言語や歴史を研究する

言語や歴史を研究する人は、一つの言葉や一つの石にも、われわれの来し方を語らしめてくれる。 
 
▼ このたび、平良恵貴氏研究の集大成である著書『琉球の地名と神名の謎を解く』(全526ページ)が出版された。出版のため準備されていた膨大な原稿を残して亡くなった平良氏の遺志をついで義弟の砂川恵栄氏(みやこ母子クリニック院長)が中心になって出版されたものである
 
▼著者は古今の歴史文献や琉球方言に見られる転訛例等を駆使、それに独創的な推論を加えて、琉球の地名や神名の多くの謎を解いていく。その内容の検討は、いずれ専門家によってなされるだろうが、著者のたゆまぬ探究心や論理的思考の方法、導きだされる結論の妙が、一般読者をも魅了するに違いない
 
▼通称「ブバカリイス」についての論考がある。著者はこの石柱は「航海の守り神」として建てられたものであると考える。その理由を次のように推論する。近くにウプ・ドゥマール(大泊)という古来の港がある→周辺の里名が船蔵(フナヴヴァ)であること等から「船」を連想する→「港」と「船」があれば「航海の守り神」がおり、それが鎮座する海岩等が必要となる。適当な自然物がなければ、人為的にこれを作ればよい。こうして、この石は建立された
 
▼従来この石については、人頭税石(賦測石)のほか「屋敷神」、「陽石」、「図根点」などの説がある
 
▼ともあれ、私たちが意味の重層なる時空に暮らしていることを感じさせる、この書の発行を喜びたい。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2026年2月3日(火)9:00
9:00

乗り放題チケット販売開始へ

島内路線バス 24時間と48時間の2種類   島内のバス会社の路線バスが乗り放題となる周遊型MaaS(マース)チケット「宮古島周遊フリーパス」の販売を4日から開始する。周遊フリーパスは24時間と48時間の2種類。市や島内のバス会社などの関係者が2日、…

2026年1月27日(火)9:00
9:00

「虹コン」冬の宮古PR/市の閑散期対策事業

ファンとキビ絞りなど体験   アイドルグループ「虹のコンキスタドール」(虹コン、ディアステージ所属)は25日、ファンクラブツアーで宮古島を訪れ、オリジナルバームづくり体験やサトウキビ黒糖作り体験などを行った。下地の農場ではサトウキビを絞り、黒糖作りを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!