03/21
2026
Sat
旧暦:2月3日 仏滅 甲 
社会・全般
2010年6月16日(水)17:02

言語や歴史を研究する

言語や歴史を研究する人は、一つの言葉や一つの石にも、われわれの来し方を語らしめてくれる。 
 
▼ このたび、平良恵貴氏研究の集大成である著書『琉球の地名と神名の謎を解く』(全526ページ)が出版された。出版のため準備されていた膨大な原稿を残して亡くなった平良氏の遺志をついで義弟の砂川恵栄氏(みやこ母子クリニック院長)が中心になって出版されたものである
 
▼著者は古今の歴史文献や琉球方言に見られる転訛例等を駆使、それに独創的な推論を加えて、琉球の地名や神名の多くの謎を解いていく。その内容の検討は、いずれ専門家によってなされるだろうが、著者のたゆまぬ探究心や論理的思考の方法、導きだされる結論の妙が、一般読者をも魅了するに違いない
 
▼通称「ブバカリイス」についての論考がある。著者はこの石柱は「航海の守り神」として建てられたものであると考える。その理由を次のように推論する。近くにウプ・ドゥマール(大泊)という古来の港がある→周辺の里名が船蔵(フナヴヴァ)であること等から「船」を連想する→「港」と「船」があれば「航海の守り神」がおり、それが鎮座する海岩等が必要となる。適当な自然物がなければ、人為的にこれを作ればよい。こうして、この石は建立された
 
▼従来この石については、人頭税石(賦測石)のほか「屋敷神」、「陽石」、「図根点」などの説がある
 
▼ともあれ、私たちが意味の重層なる時空に暮らしていることを感じさせる、この書の発行を喜びたい。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2026年3月17日(火)9:00
9:00

島の魅力発信の「顔」求む/宮古島観光協

第52代観光アンバサダー募集開始   宮古島観光協会(吉井良介会長)は16日、同協会で記者会見し、第52代宮古島観光アンバサダーの募集を同日から開始すると発表した。応募資格は宮古島在住の20歳以上で、宮古島観光のPRに意欲のある人。任期は今夏より一年…

2026年3月17日(火)9:00
9:00

「サンゴの楽園」シーズン到来

観光協 来月5日に海びらき   宮古島観光協会(吉井良介会長)は16日、同協会で記者会見し、今年の海びらきを4月5日に下地与那覇の前浜ビーチで開催すると発表した。本格的なマリンレジャーシーズンの到来で、海びらき会場では盛りだくさんのプログラムで市民や…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!