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社会・全般
2010年8月26日(木)14:44

旧盆送り日/紙銭焼いて「また来年

手を合わせ先祖の霊を見送る下地さん家族=24日夜、平良字西原

手を合わせ先祖の霊を見送る下地さん家族=24日夜、平良字西原

親族集い、無病息災祈願
 旧盆(ストゥガツ)最終日の24日は、先祖の霊を送り出す「送り日」。各家々には親族が集まり、庭先や道端などで手を合わせ先祖を見送りながら、向こう一年の無病息災を祈願した。

   

  

 送り日は、旧盆初日に迎えた先祖を、親族が思い出話などをしながら、ごちそうで盛大にもてなした後、後世に送り出す行事。夜になると家の庭先や道端などで、土産として果物やてんぷら、かまぼこ、菓子などの食べ物と、つえとして使うとされるサトウキビを供え、後世での金とされている紙銭(かびじん)を焼いて、先祖を見送る姿が市内各所で見られた。

 
 市平良字西原の下地シズエさん(80)宅には子や孫、ひ孫らが集まり、にぎやかに先祖をもてなした。午後8時すぎ、下地さんが線香を持って先祖の霊を玄関先から屋外へ案内。自宅前の歩道で供え物をし、手を合わせ先祖の霊を見送った。下地さんは「旧盆は家族みんなが集まってくれるのがうれしい。先祖には孫やひ孫が健康に育つようお願いした」と語った。


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