12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済 社会・全般
2010年10月5日(火)9:00

仲原地下ダムが着工/国営かんがい排水事業

ビッグプロジェクト本格化


 宮古伊良部地区国営かんがい排水事業で、仲原地下ダムが着工した。沖縄総合事務局がこのほど、止水壁の一部の工事を発注し間組・大城組JV(共同企業体)が落札した。落札額は、4億1397万円。総事業費523億円のビッグプロジェクトは、仲原ダムの着工で本格化した。


 地下ダムは、海に流れ出ている地下水を止水壁でせき止めてためる構造。今回は止水壁の計画延長2350㍍のうち、126㍍を発注した。場所は城辺友利地内。有効貯水量は920万㌧と、宮古の既存3、計画2の5ダムのうち最大規模となる。


 宮古伊良部地区国営かんがい排水事業は、宮古島における十分なかんがい用水の確保や、伊良部島での宮古島と同様な水利用農業の実現を目的とする。


 伊良部島への水は、仲原ダムから建設中の伊良部大橋を通して送る。
 同事業では仲原ダムのほかに、保良ダムや牧山ファームボンド(伊良部)、宮古吐水槽(野原岳)などを整備する。


 仲原ダムの水は宮古吐水槽にためて、牧山ファームポンドに自然流下させる設計。用水路は、約55㌔を敷設する。工期は2009年~2020年までの12年間を予定している。


 ダム別の有効貯水量は既存の砂川が680万㌧、福里760万㌧、皆福40万㌧、新たに整備する仲原が920万㌧、保良160万㌧で合計2560万㌧。サトウキビや施設野菜、果樹などに年中使える水量確保が可能になるという。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!