宮島小で稲の収穫祭/児童らもち作りを体験
宮島小学校(平良隆校長)で16日、児童たちが栽培した稲の収穫祭があった。今年収穫した米は66㌔。地域の先輩や母親たちと一緒にもちを作り、収穫の喜びを味わった。
同校の稲作体験学習は15年目となった。同校のある島尻集落で昔行われていた稲作の継承や、地域との交流などを目的にしている。
島尻勝徳さんが、無償で貸している田んぼの面積は約330平方㍍。種子おろし(1月)、田植え(3月)、稲刈り(7月)、脱穀・精米などを経て収穫祭となった。
上級生たちは、もちつきも体験。幼い子どもたちは、母親たちの手ほどきを受けながら、懸命にもちを作った。 今年のメニューは大福もちで、中にはブドウやバナナ、チョコレート、チーズを入れるなど工夫を凝らした。
会食でもちを食べた子どもたちは「おいしい」と歓声。児童会長の下地真幸さん(6年)は「毎年作るのはきな粉やあんこもちだが、今年は自分たちで考えて大福を作った。とってもおいしい」と笑顔いっぱいだった。
栽培に協力した島尻さん(土地提供者)、山内義信さん(田んぼ耕運)、阿波根正一さん(肥料提供)、喜村勇夫さん(稲作指導)ら4人に米をプレゼントした。