インフルエンザ患者急増/宮古保健所が注意報
うがいや手洗い呼び掛け
宮古福祉保健所は19日、宮古管内でインフルエンザの患者が増えていることから、注意報を出して手洗いやうがいなどの予防を呼び掛けた。県は同日、流行警報を発令した。
県は流行警報発令
今月10日~16日までの1週間の患者数は74人で一定点医療機関(宮古管内の定点医療機関は四つ)当たり18・5件となり、注意報基準値となる10件を超えた。ほとんどがA型で、重症者はいない。
一方、県内での患者数は3205人で、一定点当たり55・26件となり、警報基準値の30件を大きく上回った。
宮古福祉保健所に昨年10月25~今年1月16日までに報告された患者数は延べ330人。年代別では1~4歳が63人と最も多く、次いで20代56人、10代53人、30代48人と若い世代に多い。正月や成人式など、人の行き来が激しくなったことが要因と見られている。
同所では今後、流行の恐れがあるとして、まん延防止のため手洗いやうがいの励行のほか、症状のある人は外出を控えるよう呼び掛けている。
また、患者が宮古病院に集中すると、救急医療に支障が出るとして、インフルエンザの症状があれば、かかりつけの病院での受診を呼び掛けている。