02/03
2026
Tue
旧暦:12月16日 先負 戊 
社会・全般
2011年2月26日(土)9:00

6~12億年前の南極岩石寄託/市博物館に小元さん

地殻変動の歴史刻む


南極産岩石を寄託した元日本南極地域観測隊員の小元久仁夫さん(元日本大学教授)=25日、市総合博物館の庭

南極産岩石を寄託した元日本南極地域観測隊員の小元久仁夫さん(元日本大学教授)=25日、市総合博物館の庭

 元日本大学教授で日本南極地域観測隊に参加したことがある自然地理学・地球年代学専門家の小元久仁夫さんが25日、6億~12億年前のものと見られる南極産岩石やパイプ貝化石など63点、約80㌔を市総合博物館に寄託した。博物館では、今後企画展を行い、児童・生徒の教育教材として活用していく計画を立てている。


 岩石は、火成岩、変成岩、堆積岩の三つに分類される。寄託された岩石は、変成岩の一種。
 変成岩の多くは、原石が地殻変動で地下の深部に引きずられて潜り、高温高圧力によって変成作用を起こし、再び上昇して出来たものとされる。

 小元さんは、1968年と72年の2回、日本南極地域観測隊員として参加。南極圏内の東オングル島にある日本の昭和基地周辺で表面出土の変成岩などを持ち帰って分析研究した。今回の寄託はその一部。現在、南極からの岩石などの持ち出しは、南極条約などで禁止されているという。

 寄託されたものは、氷河の流れによって研磨された岩石や強い風力で浸食された岩石、雲母などがあり、地殻変動の歴史が刻まれているとしている。

 小元さんは「私が個人的に保管するより公の場で保管し、地域の教材に活用してほしいという思いから寄託することにした」と語った。

 小元さんは、これまでに城辺海岸で見られる石灰華段や津波石などに関する調査研究を実施し、市教育委員会に報告している。今後も津波石を研究し、打ち上げられた暦年を想定していくと意欲を示している。

 宮古島の地質に詳しい安谷屋昭さんは「寄託された南極産岩石は、貴重な資料。展示された場合は、中学生や高校生に勉強してほしい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2026年2月3日(火)9:00
9:00

乗り放題チケット販売開始へ

島内路線バス 24時間と48時間の2種類   島内のバス会社の路線バスが乗り放題となる周遊型MaaS(マース)チケット「宮古島周遊フリーパス」の販売を4日から開始する。周遊フリーパスは24時間と48時間の2種類。市や島内のバス会社などの関係者が2日、…

2026年1月27日(火)9:00
9:00

「虹コン」冬の宮古PR/市の閑散期対策事業

ファンとキビ絞りなど体験   アイドルグループ「虹のコンキスタドール」(虹コン、ディアステージ所属)は25日、ファンクラブツアーで宮古島を訪れ、オリジナルバームづくり体験やサトウキビ黒糖作り体験などを行った。下地の農場ではサトウキビを絞り、黒糖作りを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!