12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済 社会・全般
2011年6月24日(金)9:00

落果懸念し防風対策/マンゴー生産農家

台風5号接近に強い危機感


台風接近に備え防風対策をする生産農家=23日、上野宮国

台風接近に備え防風対策をする生産農家=23日、上野宮国

 強い台風5号が25日にも宮古島地方に最接近する見込みだ。マンゴーの生産農家は強風による落果を懸念し、23日からハウスの防風対策を講じている。先月末の台風2号で被害を受けているだけに生産農家の危機感は強い。それぞれ「落果も怖いが、風で揺れて果実が傷付くことも心配だ」などと話している。


 マンゴーは一部の農園で出荷が始まっており、これから来月にかけて収穫、出荷の最盛期を迎える。出荷時期は例年より遅れているものの、果実は十分に肥大しており、強風の影響で落果する可能性がある。

 上野地区でマンゴーを栽培する上地登さんは「5月の台風の時は、果実が小さかったが今はまるで状況が違う。実が大きいので落ちてしまうことが心配だ」と危機感を強めている。

 上野地区の別の生産農家も落果を懸念。「今回の台風は範囲が大きい。風の強さによっては、あと1週間で熟する実の多くが落ちてしまうのではないか。風で実と袋がこすれてしまうことも心配だ」と話し、栽培ハウスにネットを取り付ける作業を急いだ。

 先島諸島に向けて北上を続けている台風5号は、5月末に接近した台風2号より勢力は弱い。ただ、マンゴーの場合、果実が肥大化しているだけに落果の懸念は拭えない。

 2011年産マンゴーの宮古地区全体生産量は500㌧が予想されている。ただ、宮古農林水産振興センターでは台風2号の強風で傷付いた果実が全体の3割程度あるとしており、商品価値の低下に伴って出荷量が変動する可能性もある。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!