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社会・全般
2011年7月5日(火)9:00

「大きくなって戻って」/狩俣小

ガザミの稚ガニ放流


稚ガニを放流する子どもたち=4日、狩俣西の浜

稚ガニを放流する子どもたち=4日、狩俣西の浜

 市(下地敏彦市長)の海業センターは狩俣小学校(下地隆校長)の協力で4日、狩俣西の浜でタイワンガザミ放流体験学習を実施した。子どもたちは、波打ち際からバケツに入った稚ガニを放ち「早く大きくなって、戻っておいで」と願った。

 小学校は、総合的な学習の一環。稚ガニの放流を通して命の大切さなどを考えるのが目的。タイワンガザミの方言名はツヌガニ。

 園児4人、小学生34人、オーストラリアからの体験入学生2人の計40人が参加した。

 センターの担当者は「稚ガニは0・5㌢以上から天敵を逃れるために、砂に潜って隠れる。今日放流する稚ガニの大きさは約1㌢だから安心」と説明した。

 この後、子どもたちはバケツを持って一列に並び、放流の合図で一斉に放った。

 3年生の与那覇瀬麗奈さんと平良莉子さんは「楽しかったが、暑かった。大きく成長するのが楽しみ」と感想を話した。

 センターによると、今年度に入ってから放流した稚ガニ総数は4日現在、約6万匹。


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