12/15
2025
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
社会・全般
2012年1月1日(日)9:04

個性ある平良地区に/地域づくり支援事業

選定団体の活動紹介


 市は、地域づくり協議会が設置されていない平良地区で、地域の個性や資源などを生かした地域づくりを推進する団体、事業に補助金を交付する「市地域づくり支援事業(公募型)」を実施。2011年度は7団体を選定した。事業内容は、宮古方言継承のためのイベント開催や地域美化、インターネットを活用した情報発信などさまざま。各団体の取り組みを紹介する。


「ミャークフツ」の継承を/方言カラオケ大会開催

ミャーク思(うむ)いの会

宮古島方言の普及、継承を目的に「ミャークフツカラオケ大会」を3月に開催する竹井太代表(前列左から2人目)らメンバー

宮古島方言の普及、継承を目的に「ミャークフツカラオケ大会」を3月に開催する竹井太代表(前列左から2人目)らメンバー

 宮古島方言の普及、継承を目的に、誰でも口ずさめる歌を宮古方言に「翻訳」して歌う「ミャークフツカラオケ大会」を3月10日、マティダ市民劇場で開催する。

 宮古方言がユネスコの世界絶滅危惧言語に指定されるなど継承が危機的な状況にあることを踏まえ、クイチャーフェスティバルの立ち上げにも関わったメンバーらが会を立ち上げ。方言講習会や学習会と違い、気軽に参加できる「方言イベント」としてカラオケ大会を企画した。

 出場募集の予定数は15~20組程度。基本的に1グループ当たりの人数に制限はないが、ステージスペースやマイク本数などに制限がある。出場者の国籍・地域・年齢は問わない。出場希望者は元の歌詞(原詩)に方言訳を入れたものの提出が必要。出場申し込み締め切りは2月10日必着。

 大会では審査も行われるが、歌がうまいだけでなく、正確な方言訳や発音も審査対象となる。また、地域で「方言の達人」などと言われる人をゲストに招いての講話なども予定している。

 竹井太代表は「宮古をみんなで大切にする気持ちをつなぎ続けたいとの思いから企画した。残すものは残すべきとの思いもある。宮古は一つ。我たが生まり島を大切にし続けるためにも多くの人に参加してもらい、方言を後世に伝えていきたい」との思いを語った。

 参加申し込みは、うむやすみゃーす・ん診療所(電話73・3854)まで。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!