12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2012年3月18日(日)9:00

健康増進への工夫紹介/在宅酸素療法で講演会

植木教授の講話に聞き入る参加者たち=17日、県宮古事務所

植木教授の講話に聞き入る参加者たち=17日、県宮古事務所

 講演会「在宅酸素療法患者の健康管理~呼吸を楽にして健康増進~」(主催・在宅酸素療法患者在宅支援研究会)が17日、県宮古事務所で開かれた。順天堂大学大学院医療看護学研究科の植木純教授が、呼吸不全を引き起こす病気の影響で体内に十分な酸素を取り取り込めないことから、自宅で酸素装置を使って酸素吸入を行う在宅酸素療法患者の健康を増進させる工夫などを紹介した。


 慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)や肺結核後遺症、肺線維症、間質性肺炎、肺がんなど慢性的な呼吸不全を引き起こす病気の患者が行う在宅酸素療法。講演会には患者やその家族、関係者ら約30人が参加した。

 植木教授は同療法患者が効率的に酸素を取り込むためには運動が有効と説明。歩行トレーニングで多く歩いた人ほど長生きしていることを示すデータを紹介し、「呼吸を整えながらの運動を行うことで活動性を高めることができる」との考えを示した。

 呼吸は鼻から吸った後、口をすぼめてゆっくり吐いた方が健康増進につながると語る植木教授。歩くときには呼吸と足のリズムを合わせ2歩の間に鼻から息を吸い、4歩掛けてすぼめた口から吐く方法を奨励した。

 同講演会は文部科学省の科学研究費助成事業として助成金を受け開催された。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!