12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2012年7月14日(土)9:00

地域全体で健全育成を/深夜はいかい防止市民大会

街頭パレードで訴え/中高生が意見発表、宣言採択


夏休みを前に青少年の深夜はいかい防止市民大会が開かれ、街頭パレードでは市民に理解と協力が呼び掛けられた=13日、北小学校前交差点

夏休みを前に青少年の深夜はいかい防止市民大会が開かれ、街頭パレードでは市民に理解と協力が呼び掛けられた=13日、北小学校前交差点

 主催者あいさつで下地敏彦市長(代読)は「青少年の健全育成には、青少年自らが目的意識を持ち規律正しい生活を送るとともに周囲の大人や地域もそれを支援し見守ることが大切。この大会が広く住民に浸透し宮古全域が安全で住みよい島になること期待している」と述べた。


 大会宣言では、青少年の深夜はいかいをなくし、交通事故、飲酒、喫煙、薬物乱用などの問題行動の防止▽思いやりのある心豊かな青少年を育成し、いじめをなくす▽親子の対話を持ち温もりのある家庭づくりに努める▽深夜はいかいをしている青少年への「愛の一声」運動の展開▽大人はシンデレラタイムを励行し夜型社会の是正を図る-など6項目を宣言した。

 源河美乃里さん(砂川中3年)と松田風子さん(宮高1年)が意見発表を行い、体験談を交えながら非行防止に向け「家族の絆」「地域のつながり」「支え合い」「周囲への感謝の気持ちを常に持つことの大切さ」などを訴えた。

 そのほか、宮古島署の宮城英眞署長(代読)が激励のあいさつを行い、同署管内の少年非行の現状についても報告した。

 同署管内で昨年1年間に刑法犯で検挙・補導された少年は82人。そのうち窃盗犯が75・6%を占めている。

 83人のうち58・5%が中学生で、非行の低年齢化を懸念している。

 また、今年6月末現在で不良行為で補導された少年は418人でそのうち、飲酒、喫煙で補導された少年が全体の78%となっていることも示され、健全育成のために地域が一体となって「非行少年を生まない社会づくり」を展開していくことが呼び掛けられた。

 大会後は、街頭パレードが行われ、参加者らは市民に青少年の非行防止と健全育成活動に対する理解と協力を呼び掛けた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!