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社会・全般
2013年3月10日(日)9:00

がんの薬物療法学ぶ/マインドケアおきなわ主催

相談会と出張講座開催


参加者は熱心に話を聞いていた=9日、ゆいみなぁ

参加者は熱心に話を聞いていた=9日、ゆいみなぁ

 第6回「がん相談会&出張講座~マインドケアおきなわIN宮古~」(主催・NPO法人マインドケアおきなわ)が9日、市働く女性の家で開かれた。県立宮古病院薬剤師の垣花真紀子さんが「がんの薬物療法について」と題し講演した。

 講演で垣花さんは、がん治療の薬物療法の位置づけについて「手術、放射線療法が局所的な治療に対して、薬物療法は全身が対象になる」と話した。

 薬物療法は▽治療や寛解(病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態)を目指す▽がんを縮小させて手術をより確実にする▽再発予防▽延命効果や症状の緩和-などが主な目的と説明した。

 また、抗がん剤の使用による脱毛や吐き気などの副作用については「我慢しないで医師などに相談することが治療のポイントになる」と述べ、抗がん剤治療を受けるに当たっては「患者が自分で副作用を管理し、分からないことは遠慮しないで医師などに聞くことが大切」と指摘した。

 講演後、参加者らがそれぞれの体験や療養生活などについて話し合った。


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