全体リハーサルを行い新病院の開院に備える関係者＝11日、新宮古病院

　６月３日に開院する県立宮古病院の新しい病院で11日、全体リハーサルが行われた。病院関係者多数が参加し、患者の案内方法をはじめ指示の出し方、電話連絡の方法など、連携を取りながら確認した。

　リハーサルは午前９時ごろスタートした。参加者は各病棟に分かれてシナリオに沿って対応。それぞれ機敏な動きでリハーサルに取り組んだ。
　建物概要や各診療科の配置も確認。実際の患者を想定した院内での動き方も詳しくチェックしていた。

　新病院開院に伴い、同病院では電子カルテを導入する。医師が記入するカルテを電子化し、医療情報としてデータ化する。
　院内事務手続きが大幅に簡略化されるほか、診察後の待ち時間も短縮されるなどのメリットがある。

　病院スタッフは、この電子カルテ化に対応するための訓練も実施。開院に向けて準備を整えている。