12/18
2025
Thu
旧暦:10月29日 友引 辛 
社会・全般
2013年5月26日(日)9:00

長持ち住宅を評価/エコハウスを視察

全国から研究者30人


全国から約30人の建築研究者が集った=25日、市内根間地区のエコハウス

全国から約30人の建築研究者が集った=25日、市内根間地区のエコハウス

 地方の風土に適した建築様式を研究している大学教授や建築研究機関の職員ら約30人が25日、全国から来島し、市内根間地区の市街地型エコハウスなどを視察した。


 講師は、同ハウスの設計者で一級建築士の伊志嶺敏子さん。内装は、すべて木材を使う昔の建築様式を取り入れた。外部は鉄筋コンクリートで、台風に耐える構造だ。

 伊志嶺さんは、100年は持つと耐用年数を推測。「どれだけ住み続けられるかが、エコの基本になると思う。建物は長持ちで、ローコストが一番いい」と強調した。

 大分大学の久保加津代名誉教授は「伊志嶺さんの設計は、進化している。使い続けるエコを追究した点が素晴らしい」と評価した。

 北海道の道立総合研究機構北方建築総合研究所に勤める馬場麻衣さんは、吹き抜ける風を受け、「涼しい」と笑顔だった。

 夏は南風が吹き込む設計で、クーラーは要らない。電気料金が一般的な家庭と比べて安くつくことも「エコハウス」と呼ぶ理由になるという。

 山梨大学の田中勝教授は「木の肌触り、香りに心が安らぐ。伝統的建物を応用しただけあって、宮古の風土に適していると思う。多くの市民の皆さんに、見ていただきたい」と話した。

 今回の視察研究は、日本建築学会に所属する住宅の地方性小委員会が主催した取り組み。初日はエコハウスのほかに、市営馬場団地を視察した。きょう2日目は、県営平良団地や市営北団地などを巡る。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!