12/13
2025
Sat
旧暦:10月24日 先負 丙 
政治・行政 社会・全般
2014年7月8日(火)9:00

マンゴー、台風後に臨時便を

貨物滞り解消で市長に支援要請


下地市長に台風後の臨時便就航に支援を要請したマンゴー農家ら=7日、市長室

下地市長に台風後の臨時便就航に支援を要請したマンゴー農家ら=7日、市長室


 マティダファーム代表の上地克冶さんらマンゴー農家7人が7日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、台風(8日接近予想)の影響などで滞貨したマンゴーの輸送用臨時便の運航に支援を要請した。下地市長はこれを受け早速、日本トランスオーシャン航空(JTA)に同日中の運航を要請したが「機材を県外に避難させているため、即対応は困難。台風明けに検討したい」との回答だったという。


 収穫ピーク時の台風襲来は、2年連続となった。昨年はJTAが臨時便を2便就航させ5㌧以上運んだ。
 要請した農家らによると、収穫ピークに伴い1週間前から運送会社に滞貨が徐々に増え6、7日の集荷は見合わせた。同状況に台風接近が加わり、農家は切羽詰まった状況に追い込まれている。飛行機の満席状態も滞貨の要因になっている。

 マンゴーは収穫から4日後までに顧客に届かないと、過熟になることもあるという。
 上地さんは6、7の両日合わせて約600㌔(1日300㌔)収穫した。台風が接近する8、9日も同様に滞貨が出る見通しだ。「6、7日の600㌔、約100万円分は品質劣化で売れなくなる可能性がある」と渋い表情だった。

 別の農家は今年の出荷量が昨年よりかなり増えて、宅配業者がマンゴーの荷さばきに苦慮している状況を指摘。その上で「顧客と約束した15日までにきちんと届けるためにも、臨時便就航のバックアップをお願いしたい」と要望した。

 下地市長は今後に向け、従来の自然任せの栽培方法では、いつまでたってもピーク時の混乱は続くと見解を示した。その上で、同状況回避の方法として、太陽光発電を活用した加温栽培による早期出荷を勧めた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!