12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2014年7月26日(土)9:00

仮置き場にごみあふれる/市環境衛生課

市民に減量呼び掛け/焼却炉、来月10日まで停止


家庭から搬入された可燃ごみは、わずか6日間で220㌧にも達し、周囲には悪臭が漂っている=25日、市平良野田の市最終処分場

家庭から搬入された可燃ごみは、わずか6日間で220㌧にも達し、周囲には悪臭が漂っている=25日、市平良野田の市最終処分場

 市クリーンセンターの焼却炉に不具合が生じ現在、市は故障した機械の煤(ばい)じんを捕集処理する「バグフィルター」内の「ろ布」を本土業者に発注しているが、焼却炉の修理が完了するまでの期間、家庭から出る可燃ごみの仮置き場として設置した市平良野田にある市最終処分場敷地が、すでに予想許容量を上回る勢いであふれ返っていることが25日、分かった。市環境衛生課は市民に対し、さらに家庭から出る可燃ごみの減量に協力するよう呼び掛けている。焼却炉は予定通り8月10日までに再稼働が可能だという。

 同最終処分場への可燃ごみの搬入が始まったのは19日からで、25日までに持ち込まれたごみの量は、日曜日を除く6日間で220㌧にも達している。

 同処分場周辺には、強烈な悪臭が漂い、市は業者委託し、ごみの悪臭を消すための「バイオ消臭液」を散布している状態だ。同敷地は約1000㌧の集積許容量はあるが、日量約50㌧にも及ぶごみの搬入量に十分な対処ができていない状況。このままでいくと焼却炉が再稼働する前に回収や持ち込みを制限しなければならない状況が発生しかねないことから、市民に対し、ごみ減量の協力を強く求めている。

 市環境衛生課の渡久山博和課長補佐によれば、野田の最終処分場での集積は可能だが、このままの堆積量では環境衛生に悪影響を与える可能性がある。渡久山補佐は「生ごみなど、腐食するごみ出しは仕方ないが、同じ可燃ごみでも、紙や布、ビニールなどの腐食しないごみは、なるべく焼却炉が再稼働するまで家庭で貯留し、炉が再開した後でごみ出ししてほしい」と話し、市民への協力を求めた。

 同課によると、発注した焼却炉煤じん処理のバグフィルター内「ろ布」は29日にも本土の業者から空輸されることが決まっている。交換修理するまでに一定期間が必要で、市ではなるべく早めに修理を完了し、予定する8月10日までには再開のめどを立てているが、可燃ごみの堆積量があまりにも多いことから、その対処に困惑している状況だ。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!