長寿願い真心弁当/下地地域づくり協など
敬老会に手作り料理
「ささやかだけど、この料理で祝福したい」-。下地地区の地域づくり協議会と婦人会、農漁村生活研究会は11日、地域のお年寄りを祝福するために手作りの弁当をこしらえた。弁当は敬老会で振る舞われ、参加したお年寄りが地元食材をふんだんに取り入れた真心弁当に舌鼓を打った。
敬老会に出す弁当は、合併後の2006年度から毎年続いている。今年も女性を中心に約30人が10日の下準備から参加した。
11日の料理は午前6時から下地公民館で行われ、女性たちがアイディアを出し合いながら手際良く複数の手料理を作り上げた。
赤飯、エビ、三枚肉、切り干し大根のほか、ナンコウ、パパイア、コンブまで入った盛りだくさんの愛情弁当。ドラゴンフルーツやトウガンのゼリー、紫イモの芋餅も添えた。
女性たちは一つ一つの料理を丁寧に詰めながら地域のお年寄りのさらなる長寿に願いを込めた。
下地地区婦人会の上地真理子会長は「地域の皆さんが喜んでくれるのであれば私たちはいつでもお手伝いをしていきたい」と充実感あふれる表情で話した。
手作り弁当は大好評。敬老会に参加したお年寄りの皆さんは、2日がかりで弁当を作った地域の後輩に感謝の気持ちを表した。