雑草伸び放題「景観悪い」/空港前道路
宮古土木事務所「来月初めに除去」
宮古空港前道路の中央分離帯が雑草に覆われ「景観が悪い」と市民などから対策を求める声が上がっている。この道路は4年前に雑草が生えないように植栽ますを埋めたが、街路樹の根元の隙間から雑草が伸び放題となっている。管理する県宮古土木事務所は「11月初めにも雑草の除去作業を実施する」と話している。
この道路は、県道243号線(高野西里線)で、中央分離帯には約3㌔にわたってヤエヤマヤシとマニラヤシの木が植えられている。
同事務所は国の補助を受け、管理する国道、県道の植栽ますに雑草が生えている区間を透水性の防草材で埋めた。
厳しい財政事情に対応するため、雑草を除去する面積を少なくする措置だったが、市民からは「空港周辺は観光客がはじめに目にする場所。無味乾燥な風景は観光立島に合わない」などの声が上がっていた。
同事務所維持管理班によると同区間の雑草除去は年2回、定期的に行われている。髙里典男班長は「9月に歩道側の雑草を優先的に除去したが、中央分離帯の除去は作業が遅れている。11月初めには作業に入れる」と説明した。県道78号線(平良城辺線、両側4車線区間)の中央分離帯の雑草についても今年中に除去する。
雑草除去や街路樹のせん定などの道路維持管理予算は、年間7000万円から8000万円で横ばいという。