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社会・全般
2014年12月21日(日)9:00

減塩で長寿復活を/正月料理レシピ紹介

県の健康促進事業始まる/きょうまであたらす市場


筑前煮や紅芋茶巾絞りを振る舞って減塩料理をアピールする栄養士ら=20日、あたらす市場

筑前煮や紅芋茶巾絞りを振る舞って減塩料理をアピールする栄養士ら=20日、あたらす市場

 県産野菜の消費拡大と減塩料理で健康長寿の復活を目指す県の事業「チャンプルースタディ」が20日、JAファーマーズマーケットみやこ「あたらす市場」で始まった。琉球大学医学部の研究プロジェクトで開発された野菜たっぷりの減塩正月料理が振る舞われ、試食した買い物客がその美味に舌鼓を打った。イベントはきょう21日まで。

 チャンプルースタディは県から同事業の委託を受けた琉球大学と沖縄TLOが実施。琉球大学の等々力英美准教授が代表を務めるプロジェクト班が考案した減塩レシピを全県に広める活動を展開している。

 減塩レシピは1000人を超える被験者の食事と健康状態の調査結果を基に作り上げたもの。「県産緑黄色野菜を主体とする伝統的な沖縄型食事は、健康を改善するという研究結果が示された」としており、このレシピの普及によって健康長寿の復活を図る。

 イベントでは、正月に楽しめる筑前煮と紅芋茶巾絞りが振る舞われた。料理を作った県栄養士会宮古部会と、沖縄TLO経営企画室業務主任の渡名喜裕子さんが二つの料理を勧めた。

 買い物客は次々とイベントコーナーに立ち寄って筑前煮などを試食した。減塩してもだし汁や野菜のうま味が十分に染み込んだ健康料理は大人気。試食した市民は口々に「減塩した料理とは思えない」「とても優しい味。だし汁だけの味とは思えない」と目を丸くして感想を話していた。

 試食と同時に栄養相談も行われ、栄養士の友利康子さんが料理のポイントを説明した。市民は相づちを打ちながら「家でも作ってみたい」などと話して減塩レシピに興味津々だった。

 沖縄TLOの渡名喜さんは「減塩してもかつおだしと野菜のうま味でしっかりとした味を感じることができる」と話して減塩レシピをアピール。併せてイベント会場への多くの市民の来場を呼び掛けた。

 チャンプルースタディはきょう21日の午前10時30分から午後1時ごろまで実施されている。来場者には減塩レシピが配布される。


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