10/25
2024
Fri
旧暦:9月22日 赤口 辛 
教育・文化 社会・全般
2015年2月19日(木)9:00

「ホーイホーイ」と厄払い/国の重要無形民俗文化財

上野野原で「サティパロウ」


パーントゥの面をかぶった子供を先頭に子供や女性たちが集落を練り歩いた「野原のパーントゥ」=18日夕、上野野原集落

パーントゥの面をかぶった子供を先頭に子供や女性たちが集落を練り歩いた「野原のパーントゥ」=18日夕、上野野原集落

 上野野原集落に古くから伝わる厄よけのための祭祀(さいし)「サティパロウ(里はらい)」が旧暦12月最後の丑(うし)の日に当たる18日に行われた。パーントゥの仮面をかぶった子供を先頭に、頭と腰にクロツグとセンニングサを巻いた女性たちが集落内を練り歩き厄をはらった。

 野原のサティパロウは1993年、島尻のパーントゥとともに国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 午後6時ごろに古井戸「ニーマガー」を出発した集団は、子供たちが鳴らす太鼓の音に合わせ「ホーイホーイ」と唱えながら集落内を歩いた。

 女性たちは2列になり、両手に持ったヤブニッケイの小枝をすり合わせながら続いた。

 交差点では女性たちが子供たちを囲むように円陣を作り、「ウルウルウル-」と叫んで厄をはらった。

 昨年に続きパーントゥ役を務めた伊藤琉陽君(小4)は「仮面は木の匂いがする。昨年もやったので緊張していない」と話した。

 パーントゥは仮面(鬼面)であり、お化け、鬼神を意味しているといわれている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年10月12日(土)9:00
9:00

広島から初のチャーター便/JTA

ツアー客112人来島   日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航する広島-宮古チャーター便が11日、宮古空港に到着した。ツアー客ら112人が2泊3日の日程で宮古観光を満喫する。同社によると11月は広島を含め4地域からチャーター便が就航するという。

2024年9月21日(土)9:00
9:00

地域クリエイターに学ぶ/商工会議所

講師に中村、安田さん/新商品開発セミナー   宮古島商工会議所は19日、地域クリエイターと一緒に考える特産品ブラッシュアップ&新商品開発セミナーを同所で開催した。中村美樹さん(クリエイティブファクトリー・パパラギ)、安田澄江さん(ミヤコブライド)らが…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!