12/15
2025
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
社会・全般
2015年10月8日(木)9:07

キビへのかん水始まる/多良間

少雨傾向、村が一部補助


少雨傾向で農作物への影響が懸念される中、キビ畑へのかん水が始まった=4日、多良間村塩川

少雨傾向で農作物への影響が懸念される中、キビ畑へのかん水が始まった=4日、多良間村塩川

 【多良間】多良間村では少雨傾向が続き、農作物への影響が出始めている。そんな中、サトウキビ生産農家は村の補助を受け、1日からキビ畑へのかん水を始めた。一部の畑では立ち枯れや葉の黄変現象が見られるなど、被害の拡大が懸念されている。少雨傾向が長引くと経済的負担も大きくなることから、農家はまとまった雨に期待している。



 村産業経済課によると、7日までにかん水を申し込んだ農家は109件。農家の半数にも満たないことから、同課では村内放送で早めの申し込みを呼び掛けている。


 かん水費用は10㌧タンクで3500円。うち、2000円を村が補助し、残り1500円を農家が負担する。10㌃当たり10㌧を基準にかん水する。


 農家はかん水を申し込むと同時に、産業経済課へ負担額(1500円)を支払う。その後、トラック組合から直接農家に連絡が入り、農家立ち会いの下でかん水を実施する。


 60代男性は「台風と干ばつはキビの糖度に影響する。まとまった雨が降ってほしいが…。かん水の自己負担はあるが、役場からの補助もあり助かる」、50代女性は「キビの葉が黄色に変わってきているので、かん水を申し込んだ。スプリンクラーが設置されていないので、トラックから散水してもらうしかない」とそれぞれ話した。


 多良間村ではほ場整備は進んでいるが、スプリンクラーが未整備のため、少雨傾向が長引くと深刻になる。


 宮古島地方気象台によると、向こう1週間(8~14日)は、高気圧に覆われて晴れる日が多い。10日ごろは前線の影響で雨が降ると見込んでいる。


 かん水についての問い合わせは村産業経済課(電話79・2503)まで。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!