年末年始を古里で過ごす人たちの帰省が始まった＝２８日、宮古空港

　年末年始をふるさとで過ごす人たちの帰省ラッシュが始まっている。２８日の航空各社の下り便は朝から満席の状態が続き、宮古空港では家族との再会を喜び合う人たちの姿が目立った。

　この日の宮古空港は終日ごった返した。帰省客のほか、年末年始を暖かい宮古島で過ごそうと訪れる観光客も次々宮古入りした。

　到着ロビーでは、子や孫の帰りを待つ老夫婦の姿が多かった。到着すると「おかえりなさい」と言いながら抱きしめ、それぞれ満面の笑みをたたえていた。

　平良出身の近江谷美香さんは、娘の２人と一緒に帰省した。渚ちゃん（７）と湊ちゃん（３）は、祖母の新垣淳子さんを見つけると飛び切りの笑顔を見せながら駆け寄っていた。

　美香さんは「毎年この帰省を楽しみにしている。正月は古里でゆっくりと過ごしたい」と話していた。

　きょう２９日、あす３０日も帰省ラッシュは続く。