02/05
2026
Thu
旧暦:12月18日 大安 庚 
社会・全般
2016年10月7日(金)9:04

泥を塗って厄払い/島尻でパーントゥ

ムトゥであいさつをするパーントゥ。泥を塗って厄をはらった=6日、平良島尻地区

ムトゥであいさつをするパーントゥ。泥を塗って厄をはらった=6日、平良島尻地区

逃げる住民の「悲鳴」響く


 国指定重要無形民俗文化財の奇祭「平良島尻のパーントゥ」が6日、島尻集落で始まった。つる草を全身に巻き付け、泥を塗った3体の「パーントゥ」が住民や観光客に泥を塗りつけて厄をはらった。夕刻から日が沈むまで、集落内にはパーントゥから逃げ回る人たちの「悲鳴」が響いた。伝統の奇祭はきょう7日まで。



 パーントゥが集落のはずれにある「ウマリガー」から姿を現したのは午後5時すぎ。周辺で待ち構えていた人たちは「来た!」と声を上げ、ゆっくりと歩く3体を見守った。


 近くまで来ると、パーントゥは突然走り出して住民たちを追いかけ回し、全身に泥を塗りたくった。


 集落に入ると、まずはムトゥであいさつをした。地域の先輩たちに泥を塗りながら酒を酌み交わした。


 ムトゥを出ると、パーントゥは大暴れ。集落内を走り回り、老若男女お構いなしに泥を塗りたくった。建物や改築された家の庭にも入って泥を塗った。


 地域住民や集落外から訪れた人たち、観光客の多くは、懸命な表情で逃げまどいながらも伝統行事を満喫している様子。一方で、小さな子どもたちは泣き叫びながらパーントゥの存在そのものに怯えていた。


 毎年家族で訪れている稲垣聖司さんは、1歳の娘の千花ちゃんが「泥を塗られて本当に良かったです」と自身泥だらけの顔の表情を緩めた。「これで今年も元気でいられると思う」と話して喜んでいた。


 パーントゥは、数百年前に島尻の海岸に流れ着いた仮面を男がかぶり、集落内を走り回ったことが始まりとされている。当時の村人たちは、流れ着いた仮面が海のかなたから訪れた来訪神として崇拝した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2026年2月3日(火)9:00
9:00

乗り放題チケット販売開始へ

島内路線バス 24時間と48時間の2種類   島内のバス会社の路線バスが乗り放題となる周遊型MaaS(マース)チケット「宮古島周遊フリーパス」の販売を4日から開始する。周遊フリーパスは24時間と48時間の2種類。市や島内のバス会社などの関係者が2日、…

2026年1月27日(火)9:00
9:00

「虹コン」冬の宮古PR/市の閑散期対策事業

ファンとキビ絞りなど体験   アイドルグループ「虹のコンキスタドール」(虹コン、ディアステージ所属)は25日、ファンクラブツアーで宮古島を訪れ、オリジナルバームづくり体験やサトウキビ黒糖作り体験などを行った。下地の農場ではサトウキビを絞り、黒糖作りを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!