12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2016年11月16日(水)9:07

下地島空港と周辺用地 住民大会、20日に開催

早期の利活用求め/期成会「住民の意思示す」


住民大会の開催を告知する期成会の大浦会長(右)と中村雅弘さん=15日、伊良部公民館

住民大会の開催を告知する期成会の大浦会長(右)と中村雅弘さん=15日、伊良部公民館

 下地島空港および周辺用地の早期利活用を求める住民大会が20日午後、伊良部公民館で開催される。大会を主催する期成会の大浦貞治会長らが15日の会見で告知した。大浦会長は「早期利活用を求める住民の意思を示したい」と話した。当日は決議文を採択。後日要請行動を展開する方針だ。

 同空港と周辺用地の利活用をめぐっては、県が旅客ターミナル施設整備やパイロット養成事業、リゾートホテルなどの4事業を候補として選定したが、正式決定には至っていない。

 この現状を伊良部島の経済団体などが懸念。具体的なビジョンが見えてこないとして、先月6日に期成会を発足させている。

 会員には、経済団体や漁協、自治会、地域づくり協議会の代表ほか市議会の棚原芳樹議長ら複数の市議も名を連ねている。

 住民大会は20日午後3時から開かれる。大浦会長のあいさつほか、高校生による意見発表がある。下地敏彦市長や棚原議長、県議会議員も出席する予定だ。

 決議文案では「空港誘致に伴って提示された振興施策は何ら進んでいないのが現状だ」と指摘。「私たちは夢を託して下地島空港を誘致した。利活用は伊良部地域だけでなく市の振興発展の重要な課題である」などとし、早期利活用事業着手を求める伊良部地区住民の意思を示す方針だ。

 大浦会長は「今年3月に下地市長を先頭に要請をしたが動きが見えない。調整中のまま1年が過ぎようとしている」と行政対応に疑問を呈した。その上で「伊良部住民の中で『どうなっているのか』という声が大きくなっている。軍事利用を懸念する声もある。住民大会でしっかりと住民の意思を示したい」と述べた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!