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イベント
2017年9月10日(日)9:02

親子で救急業務を体験/市消防本部

消防・救急フェアー開催


フェアーでは塗り絵コーナーなどが子どもたちの人気を集めていた=9日、市内スーパー駐車場

フェアーでは塗り絵コーナーなどが子どもたちの人気を集めていた=9日、市内スーパー駐車場

 消防・救急フェアー(主催・市消防本部)が救急の日の9日、市内大型スーパー駐車場で行われた。会場には救急車が展示され内部が紹介されたほか、ポンプ車と救急車の塗り絵コーナーなども設けられ、親子連れの買い物客らが、フェアーを通して、救急業務に理解を深めた。同フェアーには、市消防本部から約30人が参加し、子どもたちからの質問に答えたり、心肺蘇生法体験などの指導をしたり、救急業務を丁寧に紹介していた。

 息子の波児君(3)とフェアー会場で体験した大鴈丸美砂子さん(平良)は「息子が消防や救急車が大好き。将来は消防士になりたいと話しているので、その夢につながればと思って来た」と話し、波児君は救急車の内部や心肺蘇生法、AED(自動体外式除細動器)の使い方などを真剣な表情で体験していた。

 買い物の帰りに4歳と6歳の息子2人と立ち寄った友利美咲さん(平良)は「これから生まれる子どもがいるので、心肺蘇生や応急処置などを学んで帰りたい」と参加した理由を話した。

 宮古島市の2016年の救急出動件数は3133件で搬送人員数は2982人と、過去5年間では件数、人員数ともに最多で、増加傾向にある。このうち入院を必要としない軽傷が53%を占めており、市消防本部は救急車の適正利用を呼び掛けている。

 同フェアーの開始式で市消防本部消防署の上原昭宏署長は「このフェアーを通して、一人でも多く市民に、救急車の適正利用と消防に対する理解を深めてもらえるようしっかり啓発活動をしてほしい」と述べた。

 同フェアーは、毎年救急医療週間最終日に、救急業務に対する正しい理解と、応急手当の必要性を、市民に深く理解してもらうことを目的に開催している。


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