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教育・文化 社会・全般
2010年11月21日(日)9:00

「野球だけではだめ」/我喜屋監督講演会

礼儀作法、勉学の必要性強調


多くの市民が訪れて我喜屋さんの話を聞いた=19日、宮古島市総合体育館

多くの市民が訪れて我喜屋さんの話を聞いた=19日、宮古島市総合体育館

 甲子園で開催される全国高校野球大会で史上6校目となる春・夏連覇を達成した興南高校野球部監督の我喜屋優さんの講演会が19日午後、宮古島市総合体育館で開かれた。我喜屋さんは「野球だけではだめ。礼儀作法や勉強が大切。野球のゲームは2~3時間で終わるが人生はずっと続いていく。人生での勝利を目指さなければならない」などと話し、会場に訪れた約1500人(主催者発表)の市民に文武両道の取り組みを呼び掛けた。


 講演会は市生涯学習フェスティバル(市教育委員会主催)の一環で開催された。我喜屋さんは「小さい事から大きなことへ挑戦」と題して講演し、高校野球の指導者として実践した教育理念に沿って話を進めた。

 春の甲子園を制して沖縄に戻ったとき、満開だった桜の花を例に取り上げ「桜の花は枝が支え、その枝を幹が支える。その幹を支えているのは目に見えない部分の根っこだ。この目に見えない部分が最も大切になる」と強調した。その上で「甲子園に出られない部員がたくさんいる。部室の掃除をはじめボールの後片付け、グラウンドの草刈りなど、高校3年間でたとえ甲子園に行けなくても目に見えない部分で与えられた役目を懸命にこなしている部員がいることを絶対に忘れてはならない。私はそのことを甲子園に出場した18人に言い続けてきた」と話し、同じように努力している人に対する最大限の配慮を訴えた。

 人生という舞台での活躍を促し「野球は9回で終わるが、人生は長く続く。だから野球だけではだめ。勉強をしないと後が大変なことになる」と文武両道を求めた。さらに「心と心のキャッチボールであるあいさつをしっかりすること。感謝の気持ちや礼儀も大切にしなければならない」と実践を促した。

 最後に「野球でも何でもそう。自分があきらめない限り夢は続いていく」と話し、あきらめず努力することの大切さを呼び掛けた。


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