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イベント
2017年10月16日(月)9:05

20頭が雨中の決戦/多良間ピンダアース

重量級は「ミッジ号」V


激しく角をぶつけ合う「ガツン、ガツン」という音が会場に響いた=15日、夢パティオたらま多目的広場

激しく角をぶつけ合う「ガツン、ガツン」という音が会場に響いた=15日、夢パティオたらま多目的広場

 【多良間】第15回多良間島ピンダアース大会(主催・同実行委員会)が15日、夢パティオたらま多目的広場で開催された。14日は悪天候で15日に延期された。15日も雨の合間での開催となった。重量級は奥平貞夫さん所有の「ミッジ(三ッ瀬)」が優勝した。会場には多くに村民や観光客らが詰めかけ、豪快に角をぶつけ合う「闘ヤギ」に歓声を上げた。今大会には20頭のヤギが出場し、優勝を競った。

 中量級は東風平正明さん所有の「ピカチュウ」が初出場で初優勝を果たした。軽量級は豊見山正さん所有の「シン・メトリ号」が4連覇を達成した。今大会に初めてヤギを出場させた、仲本幸司さんは「初出場なので1勝できたらいい。頑張ってほしい」と語った。

 また大会名物の「ピンダ鳴き声大会」が行われ、子どもから大人までが参加し、それぞれがヤギの鳴き声を披露し会場を盛り上げた。

 子どもの部では兼本有梨奈さんが、かわいいヤギの鳴き声で優勝。大人の部では、宮原孝三さんが博多弁の鳴き声を披露して優勝した。

 同じく沖縄本島からピンダアース大会を見に来島した50代男性は「ピンダアース大会を初めて見た。迫力のある戦いにびっくりした。ヤギ汁もみそ味でとても美味しかった」と大会を楽しんでいた。

 大会長を務める伊良皆光夫村長は閉会式で「今大会は雨の中での開催だったが、迫力のある大会だった。次大会も初参加の人が増えることを期待したい」とあいさつした。


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