12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
政治・行政
2017年12月1日(金)8:59

雨漏りで競技2時間中断/市総合体育館

県民体育大会バレー、今後の大会誘致に懸念


県民体育大会先島大会のバレーボール競技で雨漏りがあり大会運営に支障を来した市総合体育館

県民体育大会先島大会のバレーボール競技で雨漏りがあり大会運営に支障を来した市総合体育館

 県民体育大会先島大会のバレーボール競技が行われた市総合体育館が、雨漏りのため競技が約2時間にわたり中断し、大会運営に支障が出たことが関係者の話で分かった。急きょコートを変更するなどして対応したが、地元関係者からは「今後は大きな大会を誘致することはできないのではないか」と懸念の声が上がっている。



 雨漏りは大会最終日の26日で、同体育館では男女の決勝戦など計6試合が予定されていた。


 現場にいた宮古バレーボール協会の役員によると、雨漏りは男子第1試合の途中から見られた。


 同試合は終了まで行われたが、第2試合は「このままプレーすると、選手にけがをさせる恐れがある」(地元関係者)ことから、いったん中断しコートを変更。女子は特別コートを作って行った。


 同体育館を管理する市民スポーツ課によると、県大会のような大きな大会の場合は事前に雨漏り箇所を調査し、天井裏にビニールシートを敷くなど対応してきたが、今回は事前調査では見つからなかったという。


 2年前には屋根の防水工事を行ったが、老朽化でボルト部分の腐食や建物側面のひび割れなども見られ、「全面的に雨漏りを止めることは難しい」と話している。


 同体育館は1984年1月に完成し築33年。市民スポーツ課によると合併協議会で確認された「新しい島づくり計画」ではリーディングプロジェクトの主要施策計画の一つに挙げられており、2020年度には改築計画がある。


 しかし、合併特例債の期間が同年度で終了することから「計画の見直しも必要になるのではないか」と話している。


 宮古バレーボール協会の仲間智理事長は「以前から雨漏りが指摘されており、大会前から心配だった。島外の監督から『ベンチで傘を差してもいいか』と言われ、とても恥ずかしい思いをした」と話した。


 「現状では、県レベルの大会を開催するには厳しい。選手を良い環境でプレーさせるには改築が望ましいが、既存施設をしっかりと整備することも重要ではないか」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!