12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2017年12月7日(木)8:55

新しい「鳥居」が完成/漲水御嶽

奉賛会が落成祝う


新しい「鳥居」が建て替えられた漲水御嶽=5日

新しい「鳥居」が建て替えられた漲水御嶽=5日

 漲水御嶽の「鳥居」が、11月末までに建て替えられ、漲水御嶽奉賛会(砂川恵昭会長)は2日、落慶式を行った。

 これまでの「鳥居」は、約90年前に建てられたといわれ、老朽化によりコンクリートが剥がれ、通行にも危険な状態となっていた。奉賛会では10月末から建て替え工事に着手、1カ月かけてコンクリート造りの新しい「鳥居」を完成させた。工事費は、市から50万円の補助を受け、漲水御嶽のさい銭も含め300万円かかった。

 落慶式には、砂川会長や伊志嶺守副会長ら会員、業者が参加して3人のツカサが完成を祝う祈りをささげた。同御嶽は宮古島の中心的な御嶽で、地元の人や観光客らが参拝に訪れることから新しく強固な「鳥居」の完成をみんなで祝った。

 「漲水御嶽と石垣」は、1974年8月に当時の平良市から指定史跡を受けている。説明文によると「宮古の創世神古意角、姑意玉二神が天下りした聖地として、古くから人びとの尊崇あつき御嶽で、ツカサヤーとも呼ばれている。人蛇婚説話にいろどられ、古代宮古人の源流をさぐる上からも注目されている。中世、目黒盛豊見親が祭政一致のまつりごとをとり、神域を定めたことから人びとの信仰心はいっそう高められたと伝えられている」。

 また「南側の石垣は、目黒盛の玄孫仲宗根豊見親が1500年、中山王府軍の先導として、八重山のオヤケ赤蜂征討に参加したさい、神霊の加護を祈願、戦勝記念に築いたと、忠導氏家譜にしるされている」とある。

 なお、本殿並びに拝殿は2008年9月に改築されている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!