12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2017年12月15日(金)8:57

ビニールの被覆時期が大事

マンゴー栽培で講習会/JAおきなわ宮古専門部会


20人余のマンゴー農家が参加して行われた講習会=14日、JAおきなわ宮古地区本部研修センター

20人余のマンゴー農家が参加して行われた講習会=14日、JAおきなわ宮古地区本部研修センター

 JAおきなわ宮古地区マンゴー専門部会主催のマンゴー栽培講習会が14日、JAおきなわ宮古地区本部研修センターで開催され、ビニール被覆の時期などについて、園地の約8割に出蕾が確認されたらビニールの被覆を検討するとの指導があった。

 最初に宮古地区営農振興センター農産部の波名城なつき営農指導員が、12月の主な管理作業として「12月はこれまで育成してきた若枝が花芽分化期を迎える時期になる。宮古島は気温は下がっているが曇天が続いている。曇天が続くと花芽の発芽がうまくいかないことがある」と述べた。

 そしてビニール被覆時期について、芽が割れた状態をレベルB、芽が膨らんだ状態をレベルCとするならハウス全体の8割程度の枝がレベルB以上になってからビニールの被覆を行うこと。

 花芽の分化には、20度以下の低温と適度な乾燥が必要となるが、花芽分化後、花芽伸長期になると今度は25度以内の気温と適度な湿度が必要になるのでこの時期のビニール被覆のタイミングが大切と強調した。特に早すぎる被覆は厳禁という。

 病害虫防除の農薬指導もあり、カイガラムシ類(アザミウマ類)はデイァナWDG、ハダニ類はピラニカ水和剤、タンソ病にジマンダイセン水和剤、かいよう病にI・C・ボルドー66Dの使用などが説明された。

 この後、県農業改良普及所の渡久山みき主任技師がマンゴーの実の果皮が白く色抜けする「まだら症状」について報告し対策を説明した。

 参加したマンゴー農家20人余は、この後、県農業試験場のマンゴーハウスに移動、担当者から加温栽培について説明を受けた。宮古でも加温栽培をすると出荷時期が2週間早まったと報告があった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!