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イベント
2018年1月6日(土)9:00

笑顔で大人の第一歩/宮古島市成人式

612人の門出を祝福/「島への誇りと愛着を」


式典に参加し、大人への第一歩を踏み出した新成人たち=5日、マティダ市民劇場

式典に参加し、大人への第一歩を踏み出した新成人たち=5日、マティダ市民劇場

 宮古島市の2018年成人式が5日、マティダ市民劇場で開かれた。今年は、これまで5地区に分かれて行われていた式典を平良に集約して合同開催となり、旧5市町村の新成人612人が一堂に会して行われた。会場には、夢や希望を胸に抱いた笑顔の新成人が集い、大人の第一歩を踏み出した。新成人に対して下地敏彦市長は式辞で、島への誇りと愛着を訴えた。そのほか、平良、城辺、伊良部、下地、上野の代表5人が決意表明を行い、生まれ育った故郷に恩返しをすることを約束した。多良間村の成人式は一足早く4日に行われた。

 各地区の新成人者数は、平良が412人、城辺が65人、下地が47人、上野が31人、伊良部が57人で合計は612人。男女別では、男性が323人、女性が289人となっている。

 式典の前には、会場前に着物やスーツに身を包んだ新成人たちが詰め掛け、久しぶりの再会を喜ぶ光景が見られたほか、スマートフォンで記念写真を撮る風景も見られた。

 男性の最近の主流は色とりどりのはかまによる正装で、女性は色彩豊かな着物や琉装など。新成人の門出となる成人式の正装は、年々華やかさを増している。

 式典では、みやこ少年少女合唱団が市歌を斉唱したほか、下地市長が「大きな目標と情熱あふれる行動力が自らの人生を切り開く。ぜひ、自らの力で輝かしい未来を創り上げてほしい」と式辞を述べた。

 また、市議会の嵩原弘議長もあいさつを行い、新成人を激励するとともに、社会人として将来、故郷に貢献する気持ちを持つことを呼び掛けた。

 新成人を代表した決意表明では、渡久山亜海さん(平良)、川満琉平さん(下地)、善平彩楓さん(伊良部)、池間貴樹さん(城辺)、砂川晃澄さん(上野)の5人が力強い意気込みを示した。

 5人はそれぞれの近況を報告した上で、夢や目標に向かって努力することの大切さのほか、育ててくれた島への恩返しの気持ちを訴えながら、社会人として責任ある行動を誓った。

 そのほか、式典前のアトラクションでは、空手道凜道場や男塾武-Dooが演舞を披露したほか、式後は新成人の恩師からのメッセージがビデオレターで紹介され、新成人たちの新たな門出を祝福した。


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